ゴールデンウィークも終わりましたね。
今年はかなりの人出で、明石に観光に来ている方の多さに驚くほどでした。
明石公園や魚の棚だけでなく、ほんまち商店街も賑わっていたのでうれしく思います。
どうも七代目でございます。
先月から販売開始した「明石まんほぉる煎餅」も観光のお客様、明石土産をお探しの方に大変好評をいただき、
これいいね!かわいいね!とうれしいお言葉をたくさんいただきました。ありがとうございます。
1袋2枚入り120円(税込)で店舗にて販売しておりますので、明石土産をお探しの方は是非お立ち寄りください。
明石駅横の「あかし案内所」様にて箱入りタイプも限定販売しております。こちらもぜひご利用ください。
さて、今回はホームページのイラストにて紹介もしている「富士せんべい」の始まりについてのお話です。
どうして明石で富士山なの?とよくお客様に聞かれることがあります。
自分自身も昔、全く関係ないよなと思ったこともあります。(笑)
時は江戸時代にまで遡ります。
初代店主:利右エ門が富士詣の際、その雄大な姿に感動し、帰りに大阪に立ち寄りせんべいの焼き型を作りました。
その後明石にもどり、出来上がった富士山の形の焼き型で焼き始めたのが「富士せんべい」のはじまりです。
お店自体は、元々茶屋を営んでおり安政三年から煎餅屋として創業したということなので、お店の歴史自体はもう少し古いと聞いております。
写真は三代目店主:利三郎
四代目店主:元吉
私の曾祖父と高祖父(ひいおじいさんと、ひいひいおじいさん)にあたる二人。
ご先祖さんの写真を見ると、「今も伝統の味を受け継いでますよー!」と伝えたくなります。
そして私の祖父である五代目店主:一郎
祖父はおとなしく、優しい人でした。
92歳で亡くなる前日までお煎餅を焼いていました。
祖父が亡くなってから私はお煎餅を焼く手伝いを始め、今で16年の月日が経ちました。
初めて焼いたお煎餅は黒焦げでしたが、祖父の仏壇にお供えしたのを覚えています。
まだまだ祖父と比べるとひよっこですが、変わらない味をこれからも作り続けていきたいと思います。
父には「お煎餅の焼け具合、おじいちゃんにソックリやな!」と言われます(笑)
祖父の思いも引き継ぎながら、
今では六代目の父と二人でお煎餅を作り続けております。
どこか懐かしさを感じる生姜の風味が香る「富士せんべい」。
黒胡麻の香ばしさと、あっさりとした卵煎餅の優しい甘さも楽しめます。
2023年で創業167年…
200年を目指し、「いいとこは受け継ぎ、変化もする」をモットーに、
これからも「お客様の思い出に残るせんべい屋」であり続けられるよう努力してまいります。
冨士せんべいの他にもたくさんのお煎餅をご用意しております。
美味しさと共に気持ちを伝えられる、焼き印せんべいもございます。
お見積もりやご質問はお気軽に下記リンクからお問い合わせください。
セミオーダー焼き印もございます。枚数や袋数なども可能な限りご要望にお応え致します。
箱入りも作成できますので、ご相談ください。
お客様のご来店、ご利用を心よりお待ちしております。
2023.05.18