どうも七代目でございます。
最近少し暖かくなって出かけやすい季節なってきましたね。
今日は富士の山菓舗の看板商品「富士せんべい」についてのお話です。
あっさりとした玉子煎餅の生地に黒胡麻をまぶし焼き上げます。この時まだ“完成”ではありません。
その後一度冷まして熱を取り、「ホイロ」と呼ばれる網棚に炭を熾し、生姜砂糖を塗った富士せんべいを並べ乾燥させて出来上がります。
生姜砂糖の香りに包まれながらホイロに煎餅を並べている時間は結構お気に入りです。
焼いている時にお越しいただいたら、富士せんべいの焼き立てホヤホヤを食べれることもありますので、お店の前で甘い、いい香りがしたらお立ち寄りください。
ちなみに、少し読みづらいのですが…
富士せんべいの表面には富士山にちなんだ俳句が11種書かれています。
一部ですがご紹介しますと…
「涼しさや 何處に住んでも 不二の山」小林一茶
「霧時雨 不二を見ぬ日ぞ 面白き」松尾芭蕉
「富士は雲 露に明けゆく 裾野かな」正岡子規
「せんべいの 風味や不二の 名にはぢず」原田合浦
などがあります。
プチ情報ですが、原田合浦は明石の俳人であり、七代目の曽祖父(ひいおじいちゃん)にあたります。
明石公園の明石城本丸の坤櫓(ひつじさるやぐら)の近くに句碑があり、その句から「城の道」も名付けられました。
「城の道」に関してはまた書きますね。
この原田合浦の俳句の様に、富士山(不二山)の名に恥じない美味しい富士せんべいを焼いて行こう!と想いを込めて焼いております。
ぜひ一度ご賞味ください。
こちらのリンクからすぐにショッピングページをご覧いただけます。
https://fujisenbei.thebase.in/items/39527095
当ホームページの「富士せんべいについて」のページでも可愛いイラストとともにご紹介しています。まだご覧になっていない方はご覧くださいね。