変わらないせんべいを作り続けていくために
タネの固さや火加減には細心の注意を払い、
日々焼き上げています
七代目店主
お煎餅を綺麗に焼くにはキメの荒い安い粉を使えば綺麗に焼けるとされています。
上質の小麦粉の場合は目が細かく焼型に引っ付きやすい為に自動の機械では焼けません。
また砂糖や卵と混じりにくく美味しい煎餅の種(焼く前の状態)にするには手ごねによる種作りが必要とされています。
良い種を捏ね上げれば美味しいお煎餅がほぼ完成と云えるほど種つくりには気を使います。
このとき利右ェ門が大阪で発注した型と、
そのときの旅について書かれた巻物が、
今も店に残っており、展示しています。
江戸時代から令和へと時代が変わる中、「富士の山菓舗の手焼きせんべい」をご愛好頂き誠にありがとうございます。
「富士の山菓舗のおせんべいを食べてほっこりする時間」をこれからもお客様に提供し続けられるように、そしてお客様にとって「思い出に残るせんべい屋」であり続けられるように1枚1枚想いを込めて丁寧に焼き上げて参ります。
大切な方への贈り物に、御供や粗供養に、お茶菓子や自分へのご褒美に、お返しやお持たせに、お誕生日やお祝いごとに、企業やイベントの景品に、と様々な場面でこれからも富士の山菓舗のお煎餅をご愛好賜りますようお願い申し上げます。
毎年のようにお菓子(スイーツ)の世界では新しいものが生まれたり流行ったりを繰り返しています。美味しいもの、映えるものカラダにいいものそれぞれの持ち味を主張しています。
富士せんべいはそんな移り変わりの中を経て今もなお江戸時代の製法を守り作られております。
時代を超えて世代を超えて残ってきたこと、残せてきたことに感謝をしております。
お客様によって残して頂けたことに感謝しこれからも伝統の味を守ってまいります。
とは云え、おせんべいなので皆さまお気軽にお召し上がりください。
団欒の場の真ん中に置いていただければ幸いです。